転職2回、3社経験からの無職へ~経歴と転職理由を語る~

こんにちは、社会人10年目で会社員をドロップアウトしたやめくまです。
今回は、転職2回、3社を経験した私が、どんな会社に勤めていて、それぞれどんな流れで転職、退職してきたのかを書いていきます。

前回の記事で、会社員が嫌で退職したこと、3社目の会社で貯蓄1,000万円を達成したことを書きました。そこに至るまでにはいろいろ迷走した遍歴があります。

10年の間どんな会社にいて、どんなことを考えていたのか思い出しながら振り返っていきたいと思います。

1社目:製造業

新卒で入ったのは製造業の会社で、職種は営業でした。

営業がやりたかったわけでは全然ないのですが、職種を絞らずに就活をしていたら結果的に営業になっていたというわりとよくある経緯です。正確には、総合職採用で配属されたのが営業部でした。

一応総務や生産管理の部署にも希望は出せたんですが、将来的にジョブローテーションの可能性があるという話で、最初にしんどい部署にいたほうが後が楽かなと思ってしんどいイメージのあった営業を希望しました(結果的に勤めてた4年間でジョブロはなくずっと営業でした)。

昔ながらの製造業の会社で、残業時間は月30hくらい。個人的にはブラックまではいかないと思ってるのですが、人によっては70hくらい働いてる人もいたのでちょっと黒寄りかも?

いわゆるアットホームな会社で人間関係は良かったです。「アットホームな会社」って求人情報であったらちょっと警戒しますよね。

あの頃は新卒で飲み会とか交流を頑張ってたのもあって、話しやすい人が多くて基本的に平和でした。仕事で現場とバチバチやるとかはあったんですが、いじめパワハラの類はなかったと思います。

営業だったものの既存顧客がメインで厳しいノルマがあるわけでもなく。もちろん目標数字はありましたが未達で詰められるとか、成績が貼り出されるとかはなかったです。

たくさん失敗しつつのびのび働く中で、2年目くらいから漠然とした不安を抱き始めました。1年目は覚えることが多くて考えてる余裕もなかったんですが、慣れてくるとそういうこと考えちゃいますよね。

何が不安だったかというと、「他の会社で自分は使い物になるのか?」「この会社しか知らなくてこの先やっていけるのか?」という社会人2~3年目あるあるのやつです。

営業のなんたるかもよくわからないままとりあえず引き継いだ仕事をこなす日々で、大きな実績や成果もない。これってなにかスキルが身についてる?私いま何ができる?っていう焦りがずっとありました。

先輩や同期がどんどん転職してたのもあります。外の話をきくと、自分もはやく動かないと!の気持ちが募るんですよね。

転職するなら20代でってことで26歳のときに転職活動して次の会社にいきました。

2社目:IT系コンテンツ販売

1回目の転職活動は同じ職種で業界絞らずにやってました。未経験より受かりやすいと思ったのと、異業種転職も20代のうちじゃないと難しいかもと思ったので。

2社目はIT系のコンテンツ制作・販売をする会社で、残業20h以下のホワイト企業!応募するときも労働環境が良さそうなところが決め手でした。

人事労務担当の役員の方が効率重視で「長時間やれば成果が出るものではない」って考え方だったので、1社目よりも残業が少なくて心身ともにゆとりはありました。

ただ給料はやっぱり下がりましたね。みなし残業代がついてたのですが規定時間が短く、ホワイトゆえに規定時間以下しか働いてなかったので……。穏やかな人が多くて、人間関係は良かったです。

2社目では主に新規開拓を担当する部署にいました。とはいえ1社目同様に厳しいノルマとかはなかったです。

ノルマはないものの、小規模な会社でちょっとベンチャーだったので頑張る人が多かったです。

1社目は引き継いだ業務をひたすらやってく感じで教え方も属人的だったのに対して、2社目は営業手法を学ぶみたいな研修があって、それを実践していく感じでした。

学びは多かったのですが周りほど頑張れない気持ちもあり……。「この給料だったら、もうちょっとゆるく働ける環境があるのでは?」と意識の低い自分が湧き出てしまいました。

この頃は「働くってなに?」っていう疑問がぐるぐるしてた時期です。労働しないと人は生きられないのか?労働の生む価値は?みたいな思考がずっとついてまわってました。たぶん時間にゆとりができて暇だったんだと思います。

投資、お金の勉強を始めたのもこの時期ですね。いろんな働き方を調べる中で会社員で働く人も意外といるんだなぁと思った記憶があります。

クラウドワークスデビューもしてみました。主にライティングの仕事をやってたのですが、意外と初心者でもできる案件が多かったです。会社からの給料以外でお金を得たのは初めてで、お小遣い程度の金額でもちょっと感動しました。

ここで私の楽観思考が発揮されてしまい。労働とは?の思考になってから働きたくない気持ちが強まってたのもあり、なんか辞めても生きていけるんじゃないか??という謎の自信が湧いてきました。上司にもバカ正直に「働きたくないんですよね……」などと相談していて当時聞いてくれていた上司はどんな気持ちだったんだろうなと考えてしまいます。

結局そこから仕事へのモチベを保ち切れず、2社目は丸1年くらいで退職しました。働きたくなかったので、もちろん次の会社は決めていません。

閑話休題:無職期間

2社目と3社目の間は有給期間含めて3ヶ月くらい空いてます。とりあえずお金の勉強をしてたので資格でもとろうと思いFPと簿記の3級を受けてました。

もっと勉強してそれを生かしてお金を稼げたらなぁと思ってたのですが、独学だと知識も稼ぐ方法も身に着けるのも当たり前ですが難易度が高く。何かしらお金のことorお金を稼ぐ方法を学びつつ給料がもらえる仕事はないかと都合の良いことを考えてました。

この時期は結構迷走してましたね。税理士事務所のみならい事務とか、今考えると明らかに地雷な営業会社とかを受けてました。税理士事務所は落ちて、営業会社は受かったもののギリギリでやっぱ違うかもと思って辞退しました。

ちなみに使っていた転職サービスはdodaです。最終的にはエージェントの人に紹介されたWEBコンテンツを作るIT系の会社に受かって入社が決まりました。

3社目:WEBメディア制作

3社目はいかにもIT企業という感じで、たくさん働いてたくさん稼ぐタイプの働きマンが多かったです。

仕事に全力で、働くのが好き!成果を出すためなら長時間労働も厭わないぜ!みたいな自分とはタイプの違う人ばかりだったのですが、元々長く勤める気がなかったのでそこはあまり気にしてませんでした。コンテンツ制作やアフィリエイト事業の会社だったので、その辺りのスキルを身に着けて2年くらいで辞めようと思ってたからです。

ただ、入ってから予想外なことが一つありました。これは結果的には嬉しい誤算だったのですが、思ったよりも給料が良かったのです。

もちろん入社前に金額は確認していたんですが……。その時は、相場より給料が高めなのは嬉しいけどみなし時間が長いしハードワークかも、でもずっといるわけじゃないからいっか、くらいに思ってました。

驚いたのは昇給のペースです。伸びている企業に勤めている人からしたら普通なのかもしれませんが、1社目は上がっても年に数千円、2社目は昇給する前に退職してしまったので、万単位で上がることあるんだ……というのが衝撃でした。

その分、残業時間はこれまでの2社より長くて求められるレベルも高く、仕事は結構ハード。でもせっかくこれまでよりも給料が増えるし、せっかくならある程度お金を貯めてから辞めよう、と思って計画を変更しました。

目標額1,000万円を掲げ、ひたすら働いて節約して貯金。今年に入ってなんとか目標額を達成するまで丸4年くらいかかりました。

そして現在へ

この4年間は正直目の前の仕事をこなすのがやっとで「稼ぐ方法を学ぶ・身に着ける」みたいなことを考える余裕はあんまりなかったですね。なのでここで辞めていいのか、大丈夫なのかっていう不安はあったのですが、メンタルとか体力とか環境の変化とかもあって一旦ここで退職する決断をしました。

ということで、無職の現在に至ります。

振り返ると3社とも悪い会社じゃなく、それぞれ魅力があったのに続けられなかったのはやっぱり自分の問題だな~、と再認識しました。でも仕方ないね、働きたくないもんね。

こんな私でも生きていけるように、迷走しながら今後もやっていきたいと思います。同じように迷走している方、まっすぐ走ってるけど最近疲れちゃったなって方、ちょっとでも共感していただけたらうれしいです。

引き続きマイペースに更新していきますので、よかったらまた遊びにきてください!

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