こんにちは。モリ子です。
先日友達に「エンディングノート買ったんだ~」と話したら「エンディングノートって何??」とキョトン顔をされました。
かわいい顔しやがって。
当たり前にみんな知ってると思ってたけど、同い年くらいの人にとってはまだまだなじみがないものなのかもしれない。
自称終活啓蒙家としては見過ごせない事態です。
知ってるようで知らないエンディングノート、若い人にもっと知ってもらえるように自分なりにまとめてみました。
エンディングノートってシンプルに何?
エンディングノートはライトな遺言みたいなものです。
死んだ後の事務手続きのためだったり、メッセージを残すためだったり、人によって使い道はいろいろ。
死んだ後にしてほしいことや連絡して欲しい人などを書き記しておくのが一般的ですが、書き方や形式に決まりはありません。
要は死んじゃったときに発動される罠カードみたいなものです。
エンディングノートって何のために書くの?
じゃあその罠カード何のために書くの?って話なんですが、エンディングノートを書くメリットはたくさんあります。
- 急に死んじゃっても安心
- 家族の負担が減る
- 人生に向き合える
などなど。
急に死んじゃっても安心
人ってやつはいつ死ぬかわからないものです。
死ぬ直前に「やべっあれどうしよう!」なんて思いながら逝きたくないですよね。
「もしも」のことがあったとき、「誰々に何を伝えてほしい」「持ち物はこう処理してほしい」「あのノートだけは見ないでほしい」など、きちんと書き記しておけば安心です。
若い人でも、交通事故や災害で亡くなってしまう可能性は十分にあります。
だから思い立ったときにやっといた方がいいよ!ってばっちゃが言ってた。
家族の負担が減る
死んでしまって困るのは本人だけではありません。
家族にとっては精神的なダメージだけではなく、「死後の処理」という煩雑なタスクが容赦なく降りかかります。
ただでさえ面倒な役所や銀行その他手続き。
故人の意思や情報がわからないと何をすればいいのやら……という事態になりかねません。
そんなときにエンディングノートがあれば、やるべきことの指標になり家族の負担も減らすことができます。
人生に向き合える
個人的にはこれが大きなメリットだと思ってます。
終活やエンディングノートは「死後の備え」ですが、死んだ後のことを考えることは今の生き方を見直すきっかけになります。
交友関係や持ち物を棚卸して、自分にとって大切なもの、優先すべきこと、やっておきたいことを洗い出せるのです。
「明日死ぬ」と思ったらやりたいことが次々浮かんでくる。そんな感じです。
そうしてやりたいことを書きだして優先度の高いものからやっていけば、いざというときの後悔も少なくなるとわたしは思います。
エンディングノートってどこで買えるの?
エンディングノートは
- 本屋・文房具屋
- 通販
- 100円ショップ
などで買えます。
わたしが初めて買ったエンディングノートはダイソーの「じぶんノート」。
安いし気軽に書けるので、終活の第一歩としておすすめです。
ネットでダウンロードできたり無料でお取り寄せできるものもあるのですが、「ガチ葬儀・相続屋さん」が出しているものが多く……。
個人的には直近で依頼の予定がないのに申し込むのはちょっと気が引けるなと思っております。
興味のある方は頼んでみてもいいかも。
エンディングノートには具体的に何を書くの?
前述の通り、エンディングノートに決まった書式や項目はありません。
自分が残したい情報・残される家族にとって必要な情報は何かを考えて書けばOKです。
とはいえ最初はイメージが付きにくいかもしれません。
一般的なエンディングノートに用意されているのは、以下のような項目です。
- プロフィール:自分自身について書き残しておきたいこと
- 貴重品・証明書類:通帳等の所在
- 連絡先:職場や死後に連絡して欲しい友人の情報
- 要望事項:葬儀、所持品の処分についてなど
- パスワード:PC・スマホ・銀行関連等のパスワード類
- メッセージ:家族や友人へ遺す言葉
市販のノートを使う場合は自分にとって不要なものは省略したり、逆に足りないところをメモスペースに書き足したりしてオリジナルデッキを完成させてくれよな!
注意事項(法的効力・保管方法)
実際にエンディングノートを書くにあたっては、注意が必要なこともあります。
法的効力
エンディングノートには法的効力がありません。
遺産分配・相続に関する意思を確実に示したいのであれば、別途遺言書を残しておく必要があります。
遺言書には民法で規定された形式や記載必須項目があるので、専門家に相談して作成するのがおすすめ!
保管方法
エンディングノートには常時であれば人に知られたくないようなことをたくさん書きます。
大切な個人情報なので、保管する場所や伝える人には配慮が必要。
かといって自分にしかわからない場所にしまい込んでしまうと発見されないリスクもあります。
「もしも」の時の事後対応をお願いしたい人だけにノートの存在を伝えて、鍵のかかる引き出しや家族しかわからない場所にしまっておくのがベストかも。
まとめ
思い立ったが吉日!!
Wordベタ打ちでもいいから書いとこ!!
コメント